
シンスキンケア
紫外線が年々強くなる中、
外出する機会も増えてきました。
ケアをしていても日焼けしてしまったり、
乾燥が気になったり…。
いまのスキンケアに不安を
感じる方も増えています。
これからの時代を生きる皆様に合った、
本当に必要な肌対策を考える
委員会ができました。
シンスキンケア
紫外線が年々強くなる中、
外出する機会も増えてきました。
ケアをしていても日焼けしてしまったり、
乾燥が気になったり…。
いまのスキンケアに不安を
感じる方も増えています。
これからの時代を生きる皆様に合った、
本当に必要な肌対策を考える
委員会ができました。
肌は外界と接する
「表⽪」とその下にある「真⽪」から成ります。
表⽪
・・・
外界からの刺激や異物などから内部を守るバリア機能がある
真⽪
・・・
弾⼒性を有して表⽪を⽀え、バリア機能をサポートしている
表⽪ではセラミドが、また、真⽪ではコラーゲンが
こうした働きに⼤きく関係しています。
⽪膚の表⾯には、丈夫なタンパク質でできた
⾓質層があり、この⾓質層にある脂質がセラミド。
⽔分をしっかり保持して、肌のバリア機能を⾼める美容成分
表⽪の下の真⽪でバネのような働きをして真⽪を⽀えている。
細胞と細胞の間を網⽬のようにつなげる役割を持ち、
肌に弾⼒をもたらしている
細胞と細胞の間に存在して水分を蓄え、細胞どうしを繋いだり、
クッションの役割をし細胞を守っています。
保湿性と弾力を保っている
私たちの体表⾯を被っている⽪膚には、
肌の⽔分を保持し、紫外線をカットしたり、
外部から異物が侵⼊するのを防ぐ役⽬があります。
それが⽪膚のバリア機能です。
今すぐ「紫外線対策」に
取り組むべき理由とは?
肌⽼化の原因のうち、加齢によるものは2割。
残り8割は「紫外線」のせいと言われています。
紫外線はシミ、シワ、たるみ、乾燥など、
さまざまな肌トラブルを起こし、⾒た⽬を⽼けさせます。
しかし、正しい対策をコツコツと続ければ、
健康でみずみずしい肌を⻑く保つことができます!
正しい対策を知って、
肌トラブルに悩まない日々を目指しましょう!
紫外線対策の基本PART 01
地球上に届く紫外線は波長によって、大きく3つに分けられます。
約95%を占めるのが「UV-A」。割合は低いものの、日焼けを起こす力がUV-Aの600〜1000倍と言われるのが「UV-B」です。
※UV-Cはオゾン層などにさえぎられ、地表に到達しません。
UV-AとUV-Bは、肌に以下のような悪い影響があります。
UV-Bの影響
表皮で吸収され、肌を赤く、ヒリヒリさせる。
メラニン色素を生成させ、シミやくすみの原因となる。
角層の構造が悪化し、肌の乾燥、きめの乱れ、ニキビの原因となる。
細胞内のDNAを直接傷つける。ヒトの持つ自己修復力や細胞のアポトーシス(自然死)で回復するものの、繰り返すとがん化することも。
UV-Aの影響
もともと肌にあるメラニン色素を酸化させ、肌を黒くする。
肌深くの真皮層まで到達し、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン線維を変性させて、シワとたるみの原因となる。
体内のさまざまな部分で活性酸素を発生させて、DNAや細胞膜を傷つける。
UV-Aは天候・季節にかかわらず降り注ぐ波長の長い紫外線。
ガラスも通過するため室内にいても注意が必要。
紫外線対策の基本PART 02
紫外線対策の基本PART 03
正しい紫外線対策の⼤前提として、「⾷事」「睡眠」「運動」「排泄」「ストレスコントロール」の5点を念頭におき、肌に栄養が⾏きわたり、健全なターンオーバーを促す⽣活習慣に務めましょう。⽇焼け⽌めなどの塗るケアは、これにプラスして⾏うものです。
肌の最も外側にある角質層は、角質細胞と細胞の隙間を埋める細胞間脂質で形成されています。これらがバリアの役割を果たし、肌の水分を保持しながら、水分の蒸散を防ぎ、異物や紫外線など外からの刺激から肌を守っています。
水分と皮脂のバランスがよく、「バリア機能」がはたらいている「正常な肌」は、外的ダメージに強く、トラブルが起こりにくい一方で、水分が蒸散した「乾燥した肌」は隙間から紫外線などが侵入しやすくダメージを深刻化させてしまいます。
日ごろから肌の潤いを保つことが重要です。
POINT01抗酸化成分を補給して肌サビをストップ!
紫外線を浴びると、「活性酸素」が発⽣します。活性酸素が細胞を酸化、つまりサビさせると肌の弾⼒が失われ、
シワやたるみが現れます。活性酸素を消去する働きをもつのが、⾷品に含まれる「抗酸化成分」です。
積極的にとって活性酸素を消去することが、紫外線から細胞を守り、⽼化を防ぐのに役⽴ちます。
【抗酸化成分を含む⾷品の例】 卵⻩、バター、緑⻩⾊野菜、柑橘類、ナッツ類、鮭、えび、かに など
POINT02肌細胞の材料も補給しよう!
紫外線などの刺激から体を守るために備わっているのが前述の「バリア機能」。このバリアの要となるのが、⽪膚の最も表⾯にある「⾓層」。⾓層に⼗分なうるおいがあるとバリアがしっかりと働きますし、肌がみずみずしく、若く⾒えます。⾓層のうるおいを保つ働きをしている組織のうち、⽪膚の⽔分保持⼒の80%を担っているのが⾓質細胞間脂質で、そのうち50%が「セラミド」でできています。
つまり、セラミドを⾓質に届けることが肌のうるおいを保ち、バリア機能を⾼めるのに役⽴つのです。コラーゲンも注⽬すべき成分の⼀つです。⽪膚の真⽪では⽔分を除いて約75%をコラーゲン線維が占め、弾⼒を維持しています。最近では、セラミドとコラーゲンの両⽅を含むヨーグルトもあります。肌細胞の材料を⼿軽に摂ることができ、習慣にしやすいでしょう。
POINT03腸内環境を改善して、紫外線に負けない肌に
腸内環境と⽪膚との関係について「便秘の⼈はそうでない⼈よりも⾓層の⽔分量が少ない」などの研究結果が報告されています。腸内環境がよくなると腸内の悪⽟菌がつくる有害物質が減り、⾎液中に移⾏する有害物質も減って⽪膚機能が改善すると考えられます。また、腸内環境がよいと⾷事からの栄養、つまり、抗酸化成分やコラーゲン、セラミドなどをしっかり吸収することで美しい素肌を作るのを助けるのです。
ヨーグルトなどの発酵⾷品に含まれる「乳酸菌」は、腸内細菌のエサになるなどの働きによって腸内環境を整えてくれます。健康な腸と肌のために、乳酸菌を積極的にとり続けましょう。
監修:銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子先生
紫外線を浴びると、「活性酸素」が発⽣します。活性酸素が細胞を酸化、つまりサビさせると肌の弾⼒が失われ、
シワやたるみが現れます。活性酸素を消去する働きをもつのが、⾷品に含まれる「抗酸化成分」です。
積極的にとって活性酸素を消去することが、紫外線から細胞を守り、⽼化を防ぐのに役⽴ちます。
【抗酸化成分を含む⾷品の例】 卵⻩、バター、緑⻩⾊野菜、柑橘類、ナッツ類、鮭、えび、かに など
紫外線などの刺激から体を守るために備わっているのが前述の「バリア機能」。このバリアの要となるのが、⽪膚の最も表⾯にある「⾓層」。⾓層に⼗分なうるおいがあるとバリアがしっかりと働きますし、肌がみずみずしく、若く⾒えます。⾓層のうるおいを保つ働きをしている組織のうち、⽪膚の⽔分保持⼒の80%を担っているのが⾓質細胞間脂質で、そのうち50%が「セラミド」でできています。
つまり、セラミドを⾓質に届けることが肌のうるおいを保ち、バリア機能を⾼めるのに役⽴つのです。コラーゲンも注⽬すべき成分の⼀つです。⽪膚の真⽪では⽔分を除いて約75%をコラーゲン線維が占め、弾⼒を維持しています。最近では、セラミドとコラーゲンの両⽅を含むヨーグルトもあります。肌細胞の材料を⼿軽に摂ることができ、習慣にしやすいでしょう。
腸内環境と⽪膚との関係について「便秘の⼈はそうでない⼈よりも⾓層の⽔分量が少ない」などの研究結果が報告されています。腸内環境がよくなると腸内の悪⽟菌がつくる有害物質が減り、⾎液中に移⾏する有害物質も減って⽪膚機能が改善すると考えられます。また、腸内環境がよいと⾷事からの栄養、つまり、抗酸化成分やコラーゲン、セラミドなどをしっかり吸収することで美しい素肌を作るのを助けるのです。
ヨーグルトなどの発酵⾷品に含まれる「乳酸菌」は、腸内細菌のエサになるなどの働きによって腸内環境を整えてくれます。健康な腸と肌のために、乳酸菌を積極的にとり続けましょう。
監修:銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子先生
コラム
機能性関与成分「L.bulgaricus OLL1247株およびS.thermophilus 3078株(SC-2乳酸菌)、
コラーゲンペプチド、スフィンゴミエリン」には、
「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能」「肌の潤いを保ち、肌の乾燥を緩和する機能」という
2つの機能が報告されています。このような機能性をもった成分を含んだ食品も、
手軽な内側からのケアにおすすめです!
出典:薬理と治療 44(11): 1589-99 (2016)
対象者:
スキンタイプⅡ~Ⅲ※1の30~49歳の女性健常人67名。
試験方法:
試験参加者を2群に分け、一方の群【被験食品群】にはSC-2乳酸菌、コラーゲンペプチド、スフィンゴミエリンを含むヨーグルト、もう一方の群【対照食品群】には前述3成分を含まない酸性化乳を1日1回6週間摂取。摂取前と5週間後のMED※2の変化を2群間で比較。
グラフは、スキンタイプⅡの参加者のみのデータです。
※1・・・ | 日焼けに対する反応の違いから分類する肌の性質のこと。 タイプⅡ:常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる。 タイプⅢ:時々赤くなり、必ず皮膚色が濃くなる。 |
※2・・・ | MED(最小紅斑量):照射24時間後に紅斑を生じるのに必要な最小光線量。値が高いほど肌の赤みが出にくい。 |
※効果には個人差があります。
「どれくらいの紫外線照射で肌に赤みが出るか
(最小紅斑量)」の指標。値が高いほど赤みが出にくい。
写真の数字は紫外線照射量であり、
その時の肌の赤みを測定。
写真左は「21.0」で肌に赤みが出たのでMED=21.0、
写真右は「30.2」で肌に赤みが出たのでMED=30.2。
実際のヒト試験による肌の変化の一例
※効果には個人差があります。
出典:薬理と治療 45(6): 929-938 (2017)
※効果には個人差があります。
対象者:
皮膚の乾燥の自覚があり、直近2週間の排便回数が週2回〜4回の20〜50歳未満の健康な日本人女性94名。
試験方法:
試験参加者を2群に分け、一方の群【被験食品群】にはSC-2乳酸菌、コラーゲンペプチド、スフィンゴミエリンを含むヨーグルト、もう一方の群【対照食品群】には前述3成分を含まない酸性化乳を1日1回4週間摂取。摂取前と摂取4週間後の前腕部の角層水分量の変化量を2群で比較。
専⾨医‧美容専⾨家‧
株式会社明治‧Dr.ルルルン株式会社をはじめ、
各分野の専⾨家から成り⽴っています。